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王子ホール:エマーソン・クァルテットの名演 [音楽時評]

6月8日,王子ホールにエマーソン・クァルテットの初日を聴きにに行ってきました.今回は希なアジア・ツアーの一環だそうで,In 2010, the Emerson embarks on a rare tour of Asia, visiting Seoul, Tokyo, Hong Kong and Taipei. とそのホームページに書かれています.

最初にいいますと,久し振りに聴いた素晴しいクァルテットでした.まさにそれぞれの楽器の名手を揃えて,それがまことに見事なバランスの良いアンサンブルを創造していました.

メンバーは,
ヴァイオリン: ユージン・ドラッカー;  フィリップ・セッツアー  第1と第2は交代制 
ヴィオラ:    ローレンス・ダットン 
チェロ:     ディヴィッド・フインケル 
でしたが,ヴァイオリン2人が1976年結成のオリジナル・メンバーだそうです.

楽器はドラッカーが1686年製ストラディヴァリを使うか,1990年以降のサミュエル・ジグムントヴィッツ製を使っているそうで,他の3人はいずれもサミュエル・ジグムントヴィッツ製を使っているそうです.今夜,いずれもたいへん優れた楽器と聴きました.                             

ヴィオラとチェロは,いずれもソリストとしても活躍している人達で,私が聴いたクァルテットでヴィオラとチェロがこれほど綺麗な音でヴァイオリン2人を支えていたのを聴いたのは何年ぶりだったか思い出せないほどです.勿論,ヴァイオリンも名手だったことはいうまでもありません.

4人のうちチェロだけが指揮台以上の高さの台上に座って弾いていた外は,3人共立って楽器を弾いていました.

このクァルテットのホームページでも,自信たっぷりに,
The Emerson String Quartet stands alone in the history of string quartets with an unparalleled list of achievements over three decades: over thirty acclaimed recordings produced with Deutsche Grammophon since 1987, nine Grammy® Awards (including two for Best Classical Album, an unprecedented honor for a chamber music group), three Gramophone Awards, the coveted Avery Fisher Prize and cycles of the complete Beethoven, Bartók, Mendelssohn and Shostakovich string quartets in the world's musical capitals, from New York to London and Vienna. 
After more than 32 years of extensive touring and recording, the Emerson Quartet continues to perform with the same benchmark integrity, energy and commitment that it has demonstrated since it was formed in 1976. と書きつのっていますが,    
さらに最新ニュースとして, 
The Emerson String Quartet has received a Grammy® Award in the category "Best Chamber Music Performance" for its May 2009 recording Intimate Letters, an exploration of the personally expressive works of two great Czech composers: Leos Janácek's String Quartet No. 1 "after Leo Tolstoy: The Kreutzer Sonata"; String Quartet No. 2 "Intimate Letters"; and Bohuslav Martinu's Three Madrigals for Violin and Viola. と大書しています.
今回のツアーでは,ヤナーチェクの「クロイヅエル・ソナタ」「内緒の手紙」が披露されています.

今夜のプログラムは, 
ドヴォルザーク: 弦楽四重奏曲 第14番 変イ長調 Op.105 B.193   第1Vn セッツアー 
ヤナーチェク:   弦楽四重奏曲  第1番 「クロイツエル・ソナタ」  第1Vn  ドラッカー 
           ※※※※※※※※    
ドヴォルザーク: 弦楽四重奏曲 第12番 ヘ長調 Op.96 B.179 「アメリカ」 第1Vn ドラッカー 
でした.

つまり2人のチェコの巨匠の作品を取り上げたのですが,もう既に書いた通り,いずれも素晴しい名演奏でした.なお,アンコールに歌曲集を弦楽四重奏に編曲した弦楽四重奏のための「糸杉」から1曲演奏されました.

9日にも ドヴォルザークの弦楽四重奏曲第10,13番とヤナーチェクの「内緒の手紙」が演奏されます. 
私は行けないのですが,ご関心の方は当日券の有無を王子ホールに問い合わされる価値は十分です.

 


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コメント 2

いもがす。

エマーソンは最高ですね。本当は、音楽家としてあまり良いことではないのかもしれませんが、彼らのCDをなんども聴いて、よく参考にしていました!私もまた彼らの生演奏を聴きに行きたいものです。
by いもがす。 (2010-06-12 08:02) 

shoshino

いもがすさん,ナイスとコメントをありがとう存じます.エマーソンは初めてだったのですが,本当に素晴しかったです.
私のクァルテットCDのなかにエマーソンが1枚もないので,何か入手したいのですがお奨めがあったらお教えいただければ幸いです.
by shoshino (2010-06-12 18:46) 

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