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紀尾井ホール:ショパン第2夜 [音楽時評]

10月26日,紀尾井ホールに,ショパン三夜のうちの,第2夜を聴きに行ってきました.出演はポーランド人の両親のもと,カナダ,カルガリー生まれ,現在15歳の若き金髪天才少年ヤン・リシエツキでした.

どこのCompetition に入賞したというのではなく,とにかくその演奏の素晴らしさが広まって,カナダからアメリカ,そしてヨーロッパ各地に出演し,ほとんどの場合に sold out というのですから,素晴しいピアニストの出現です.

プログラムは,オール・ショパンで,                                      12の練習曲 Op.10 より 第5番[黒鍵」,第8番,第9番                          4つのマズルカ Op.30 より 第1番 ハ短調/第2番 ロ短調                       演奏会用ロンド「クラコビアク」 ヘ長調 Op.14                                       12の練習曲  Op.25 全曲 ”Aeolian Harp"”Betterfly"”Winter Wind""Ocean"を含む 
        ※※※※※※※※                                                                              ワルツ 第1番 変ホ長調「華麗なる大円舞曲」 Op.18                                                         第17番 変ホ長調 (遺作)                                          第6番  変ニ長調 Op.64-1 「小犬」                                    第7番  嬰ハ短調 Op.64-2                                                              アンダンテ・スピオナートと華麗なる大ポロネーズ 変ホ長調 Op.22                             と実に多彩なものでした.

アンコールは,有名な ノクターン (遺作)が演奏されました.

いやその演奏の素晴らしさに最初から圧倒されました.そのみずみずしく透明感に満ちた音の響き,躍動感に溢れたリズム感覚が,ショパンの音楽に聴き手を惹きつけてやまないのです.       ショパンが用いたポーランドの民族舞踊のリズムが,ポーランド人の両親のもとで育って,自然にリシエツキの美しい演奏に現れてくるのです.つまり生き生きとしたショパンの演奏となって迫ってくるのです.                                                        強いて上げれば,音の強弱の幅が未だ狭いように思われましたし,時に不自然に強まったように感じられたことがありました.多分,今夜のピアノに十分慣れることができなかったのでしょう.

この15歳の天才少年が,今後,いじられないで,素直に生来の才能をいっそう大輪として開花させることを願ってやみません. 

                                  

 


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