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サントリーホール:都響B定期下野指揮館野pf [音楽時評]

8月28日,サントリーホール東京都交響楽団B定期演奏会を聴きに行って来ました.
タイトルには指揮下野龍也と書きましたが,第1曲目のケージの曲は,オーケストラを4群に分けて演奏するので,指揮者は下野を含めて4人でした.他の3人は,
大河内雅彦:東京芸大卒,上野学園講師
松村秀明   洗足学園卒,新日鐵文化財団の指揮研究員
沖澤のどか 東京藝大学指揮科卒,同大学院音楽研究科在籍
でした.

プログラムは,
ケージ: エトセトラ2(4群のオーケストラのための)
      ※※※※※※※※
一柳慧: ピアノ協奏曲第5番「フィンランド」-左手のための(初演)
一柳慧: 交響曲第8番「リヴェレーション2011」 (管弦楽版初演)
でした.

ケージの曲は,たいへん個性的で,4群のオーケストラが,入れ替わり立ち代りトッティを鳴らすのですが,ステージ上では,平服の楽員が前後4つずつの空席に入れ替わり立ち替わり4群から移動したり戻ったりするのがプラス・アルファの感じで,約30分を興味深く聴かせました.
サントリーホール開館に当たって委嘱された作品で,20年振りの再演だったそうです.

一柳慧の左手のためのピアノ協奏曲は,プログラムの記事では,最近2度フィンランドの音楽祭に招かれたこと,そして,フィンランド在住の館野泉さんに触発されて作曲したモノだそうです,
ほとんど現代音楽とは呼べないクラシックな作品でしたが,ピアノが淡淡と緩ー急の2楽章を弾き進むうちに,オーケストラがトッティでかぶると,ピアノが聴こえなくなるのがたいへん気になりました.

交響曲第8番は,昨年の東日本大震災の経験から,日本の復興の将来に向けて書かれた黙示録だそうです.4つのセクションが続けて演奏されましたが,4つは,「予兆」「無情」「祈り」「再生」と題されています.しかし,基調として,循環と無常がイメージ形成の要になっていると説明されています.
オーケストラは下野さんの指揮で好演していましたが,いまひとつ液状化の被害を被った私にはピント来ない作品でした.
とくに福島の原発事故がカラ菅を初めとする無知から生じた人災であったことは,政府,国会,民間などの事故調査委員会報告を読んでいたら理解できたはずですが,再生には何10年とかかるでしょう.それを考えただけでも,これは救いようのない作品でした.
遅ればせながら,ここから大ブーイングを送ります.


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